DEEP DIVE / もう少し詳しく

なぜ学ぶ?
どう変わる?

同友会は、何かを「してもらう」会ではありません。
理念を学び、経営に重ね、仲間と実践する会です。
その考え方を、6つのテーマから掘り下げます。

LAYER 01理念何を目指す?
LAYER 02活動どう学ぶ?
LAYER 03経営どう実践する?
WHY?

01 / 理念の3層

理念は、3つの問いでできている。

同友会理念は、単なるスローガンではありません。「何を目指すのか」「どう進めるのか」「誰と歩むのか」が一つにつながった、判断のよりどころです。

WHAT何を目指す?

三つの目的

  • よい会社をつくろう
  • よい経営者になろう
  • よい経営環境をつくろう
HOWどう進める?

自主・民主・連帯

  • 自分から参加する
  • みんなの声で深める
  • 信頼を土台に力を合わせる
WITH WHOM誰と歩む?

国民や地域と共に

  • 地域の暮らしと雇用を支える
  • 社会からの信頼に応える
  • 地域の未来を一緒につくる
POINT

「よい会社」だけでも、「よい経営者」だけでも足りません。 経営者と会社が成長し、その努力が報われる地域や社会をつくる。 3つを同時に進めるところに、同友会の特徴があります。

02 / 同友会運動とは

今日の行事だけでなく、長い目で未来を変える。

「運動」は、理念を実現するために長期的・戦略的な課題へ取り組むこと。「活動」は、例会や委員会など、その時々の具体的な取り組みです。

ACTIVITY / 活動

今日、何をする?

例会を開く。経営体験を報告する。グループで話す。学びを会社へ持ち帰る。

MOVEMENT / 運動

どんな未来をつくる?

よい会社・よい経営者・よい経営環境を、地域とともに実現していく。

活動や経営に表れる

4つの「同友会らしさ」

01

中小企業が担い手

地域の暮らしや雇用を支える中小企業こそ、経済と社会を動かす主体だと考えます。

02

共に育つ関係

企業同士を敵として見るのではなく、互いの違いから学び、地域全体の力を高めます。

03

社員はパートナー

社員を経営の最も信頼できる仲間ととらえ、対話と信頼を会社づくりの土台にします。

04

民主的な運営

一部の人だけで決めず、声を持ち寄り、納得できる道を一緒につくることを大切にします。

03 / 例会の学び

話を聴く。自分に重ねる。

例会の主役は、報告者だけではありません。参加した一人ひとりが、自分の経験を言葉にし、他者の経験から学び、自社で試してこそ学びが完成します。

01
BEFORE

自分の問いをもって参加する

いま自社で何に悩んでいるのか。どんな会社をつくりたいのか。問いがあるほど、他者の経験が自分ごとになります。

02
REPORT

経営体験を、まるごと聴く

成功の方法だけでなく、迷い、失敗、決断の背景まで聴きます。報告者は「正解を教える人」ではなく、問いを投げかける人です。

03
DIALOGUE

グループ討論で本質に迫る

自分と他者の経験を重ね、なぜそう考えたのかを言葉にします。違いを比べることで、自社の課題がはっきりします。

04
ACTION

自社に持ち帰って実践する

学びを自社に合う形へ置き換え、小さくても行動します。実践して初めて、学びが会社の変化になります。

05
REVIEW

結果を共有し、また学ぶ

うまくいったことも、いかなかったことも持ち寄って検証します。この往復が、経営者と会社の成長を支えます。

LEARN HOW TO LEARN

学ぶのは、相手のやり方を
そのまま真似することではない。

その人が何を見て、どう考え、
なぜ決めたのかをつかむこと。

04 / 人を生かす経営

人を大切にする。だから、経営を磨く。

人間尊重の経営は、優しさだけでは成り立ちません。社員の力が発揮され、会社が継続して社会に役立つために、経営者自身が姿勢と経営のしくみを整えます。

経営理念
01

人間性

一人ひとりの人格と可能性を尊重する。

02

社会性

会社の使命と、地域・社会への責任を考える。

03

科学性

利益と事実に向き合い、計画して実践する。

1姿勢を正す

経営者としての責任を自覚する

2指針をつくる

理念・方針・計画を言葉にする

3社員と実践する

共有し、働く環境と組織を整える

4検証する

結果を確かめ、また学び直す

05 / 組織づくり

学びの場は、みんなでつくる。

同友会では、会員は「お客様」ではなく、会をつくる主体です。温かな関係と、質の高い学びを両立するための5つの視点があります。

1

良識ある経営者集団

地域から信頼され、よりよい地域と社会をつくる経営者の集まりを目指す。

2

質の高い学びあい

時代の変化と向き合い、経営者がどう自己変革するかを実践的に確かめる。

3

温かく頼れる組織

成果が出ないときも一人にせず、親しみやすく相談できる関係を育てる。

4

会員が主体者

参加するだけのお客様ではなく、企画や運営にもかかわり、会を一緒につくる。

5

共に育つ運営

役員と事務局が理念を共有し、会員の学びと実践を支える力を高める。

06 / 理念の歩み

理念は、歴史の中で磨かれてきた。

同友会理念は、最初から完成していたわけではありません。時代の困難と経営者たちの実践から、少しずつ言葉になりました。

1947

前身組織が誕生

戦後復興の担い手として、中小企業の自主的な運動が始まります。

1957

日本中小企業家同友会を創立

「中小企業家の、中小企業家による、中小企業家のための会」として東京で出発しました。

1969

全国協議会を設立

各地の同友会がつながり、全国で学びと運動を深める土台が生まれます。

1973

三つの目的を確立

よい会社、よい経営者、よい経営環境という、現在につながる方向が示されました。

1990

同友会理念を明確化

三つの目的、自主・民主・連帯、国民や地域と共に歩む中小企業の3層が確認されました。

NOW

理念を、各地の実践へ

理念は完成品ではありません。時代と地域の課題に向き合いながら、学びと実践の中で深め続けます。

07 / 冊子から、さらに詳しく

知りたい内容を、冊子の頁から探す。

『同友会運動の発展のために 第4次改訂版』の内容を、七つの入口に整理しました。気になる項目を開くと、扱われている内容と該当頁を確認できます。

01冊子 4–9頁同友会理念を読み解く三つの目的、自主・民主・連帯、地域と共に歩む姿勢を、理念形成の歴史とあわせてたどります。

この範囲で扱うこと

  • 「よい会社」「よい経営者」「よい経営環境」が、互いに結びついている理由
  • 自主・民主・連帯の精神が、会の運営と企業経営にどう表れるか
  • 「国民や地域と共に歩む中小企業」という立場
  • 1947年から1990年までの理念形成と、21世紀に向けた総合実践
02冊子 10–15頁運動と企業経営をつなぐ同友会運動と企業経営を「不離一体」ととらえ、学びを実践へ移す考え方を深めます。

この範囲で扱うこと

  • 長期的な課題へ取り組む「運動」と、具体的な「活動」の違い
  • 労使見解を根底に置く「人を生かす経営」
  • 学びと実践のサイクルを回し、成果と教訓を会へ返す流れ
  • 中小企業憲章・条例、エネルギーシフト、環境経営への取り組み
03冊子 16–19頁例会での学び方を深める月例会を中心に、経営体験の報告、グループ討論、実践までの学び方を具体的に扱います。

この範囲で扱うこと

  • 活動方針を柱にした会運営と、経営体験を中心に据えた例会づくり
  • 報告者を問題提起者ととらえ、自分の経験に重ねて聴くグループ討論
  • 方法をまねるだけでなく、その人の生き方や経営姿勢から学ぶこと
  • 学んだことの実践、全国行事、会員としてのマナー、個人情報・著作権の保護
04冊子 19–25頁温かく、強い組織をつくる会員を増やす意味から、役員会・支部・委員会などの役割まで、組織づくりを掘り下げます。

この範囲で扱うこと

  • 47都道府県に広がった歩みと、会員を増やすことの意味
  • 計画的な会員増強、新会員の参加、退会を減らす取り組み
  • 質の高い学び、温かな関係、会員主体など、組織づくりの五つの視点
  • 役員会、支部・地区、小グループ、専門委員会、企業間ネットワーク、青年・女性組織
05冊子 25–30頁会の内外と、社会へつながる広報、経済交流、財政、行政や金融機関との関係、事務局の役割を一つの流れで見ます。

この範囲で扱うこと

  • 会内外へ理念と実践を伝える広報活動
  • 信頼と自主性を土台にした会員間の経済交流
  • 活動を継続するための健全な財政
  • 政党・行政・金融機関・他団体との関係と、会員と共に学び育ちあう事務局
06冊子 31–40頁全国運動と中同協の役割を知る各地同友会の自主性を尊重しながら、全国の成果と教訓をつなぐ中同協の役割を整理します。

この範囲で扱うこと

  • 全国のセンターとして理念を深め、各地の成果と教訓を還元する役割
  • 各地同友会との関係、連携強化、情報・調査研究、危機管理
  • 総会、幹事会、委員会、地域ブロックなどの組織
  • 全国行事、役員の役割、事務局の働き
07冊子 41–74頁資料編から原点を確かめる理念や労使見解、政策提言、組織運営の原資料を、調べたいテーマから探せます。

この範囲で扱うこと

  • 同友会理念・同友会の生い立ちと展望(41頁)、労使関係の見解(46頁)
  • 21世紀型中小企業(50頁)、中小企業憲章草案(54頁)、日本経済ビジョン(56頁)
  • 同友会運動の将来展望(58頁)、財政と会計処理(59頁)、共同求人(63頁)
  • 教育力のある企業(64頁)、個人情報保護(65頁)、インターネット活用(66頁)、ハラスメント防止(67頁)、会則ほか(68頁以降)

※頁番号は冊子に印刷された番号です。ここでは内容を要約して紹介しています。正式な表現や資料の全文は、冊子の該当頁でご確認ください。

READ, THINK, TRY.

わかった、で終わらせない。自社ならどうする?

同友会の学びは、自分の会社に問いを持ち帰るところから始まります。